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こんにちは。収納のプロが建てる「生活感ゼロの家」、運営者の「キリヤマ」です。
積水ハウスでの家づくりを進める中で、ガス衣類乾燥機である乾太くんの導入を検討されている方は多いのではないでしょうか。特に共働き世帯にとって、洗濯物を干す時間を短縮できる乾太くんは、まさに夢のような設備です。しかし、営業担当の方からオール電化を勧められたり、自慢の外壁に穴を開けることへの不安を感じたりして、なかなか決断できずにいるかもしれませんね。私自身も、積水ハウスの鉄骨住宅で家を建てる際、ダインコンクリートの美観を損なわずにどうやって乾太くんを設置するか、設計士さんと何度も打ち合わせを重ねました。この記事では、積水ハウスならではの注意点や、実際に導入して分かったメリットとデメリットを包み隠さずお伝えします。
- 積水ハウスの頑丈な外壁に後付けで穴を開けるリスクと対策について
- 洗濯機の蓋が干渉しない1330mmという高さの黄金ルールについて
- オール電化住宅でもあえてガス乾燥機を採用するコストメリットについて
- 設計段階で仕込むべき先行配管と排湿筒の隠し方について
積水ハウスで乾太くんを採用すべき理由と外壁の課題
積水ハウスは「邸別自由設計」を掲げるハウスメーカーですが、その構造体の特殊性ゆえに、一般的な木造住宅とは少し事情が異なります。ここでは、なぜあえて積水ハウスでガス衣類乾燥機を採用するのか、その理由と直面する壁について解説します。
オール電化でも乾太くんのガス併用が最強の選択
最近の積水ハウスの提案は、太陽光発電と蓄電池を組み合わせたオール電化が主流です。営業担当からは「ガス管を引くと基本料金がかかりますよ」「ZEH(ゼッチ)申請のためにオール電化にしましょう」と説得されることが多いはずです。確かに光熱費の一本化は魅力的ですし、災害時の復旧も電気が早いと言われています。
しかし、私はあえて「電気とガスのハイブリッド」を強く推奨します。その理由はシンプルで、「熱源としてのパワー」が電気とは段違いだからです。
最近のドラム式洗濯機のヒートポンプ乾燥も優秀ですが、乾燥完了までに3〜4時間かかるのが一般的です。一方で、ガスの力を使う乾太くんは、わずか50分〜1時間程度で乾燥を完了させます。この圧倒的なスピード差は、1日に2回以上洗濯機を回す子育て世帯や、夜に洗濯をしてすぐに寝たい共働き夫婦にとって、革命的な変化をもたらします。

ここがポイント!
オール電化住宅に住む友人が「洗濯乾燥が終わるまで寝られない」「結局部屋干ししている」と嘆く中、ガス併用の我が家は夕食を食べている間にすべての洗濯家事が完了しています。
また、仕上がりの質も別次元です。ガス特有の高温風(80℃以上)で繊維の根本から立ち上げるため、柔軟剤を使わなくてもタオルがホテルのようにふわふわになります。さらに、生乾き臭の原因菌(モラクセラ菌)を99.9%除去できるため、部屋干しの嫌な臭いとも無縁です。「基本料金(月2,000円前後)を払ってでも、洗濯物を干す・取り込むという重労働から永久に解放されるなら安いもの」というスタンスで、ぜひガスの導入を検討してください。

ダインコンクリートの外壁に後付け穴あけは「慎重に」考えるべき理由
ここが今回の記事で最もお伝えしたい、積水ハウスならではの重要ポイントです。積水ハウスの鉄骨住宅(イズ・シリーズ)で採用される外壁「ダインコンクリート」や、木造(シャーウッド)の陶版外壁「ベルバーン」は、硬さ・厚み・意匠性の面で住まいの価値を支える重要部材です。
※外壁材としてのダインコンクリート/ベルバーンの価値(耐久性や満足度のポイント)を先に押さえたい方は、積水ハウスの「後悔」につながりやすいポイントと対策も参考になります。
もし引き渡し後に「やっぱり乾太くんを入れたい」と思った場合、排湿管のために外壁へ後から穴あけ(コア抜き等)が必要になるケースがあります。ただし、この後付け穴あけは、防水・外観・施工難易度の面でリスクが上がりやすいため、基本的には“設計段階で織り込むべき工事”として考えるのが安全です。
【重要】後付け工事で起きやすいリスク
- 防水性能への影響:外壁は工場出荷時の塗装や目地のシーリング、納まり(取り合い)で防水性能が成立しています。後加工をすると、施工精度次第で雨水侵入リスクが上がる可能性があります。
- 外壁材への負荷:硬い外壁材への穴あけは振動や負荷が大きく、周辺に微細な欠けやクラックが生じるリスクもゼロではありません。
- 保証・点検条件への影響:ここが最大の注意点です。外壁への追加工事は、工事主体・施工方法・部位・書面での扱いによって、保証や点検の条件に影響する可能性があります。必ず事前に担当者(またはカスタマーズセンター)に確認し、可能なら書面ベースで扱いを明確にしておきましょう。

また、一般的なリフォーム業者では「外壁材が特殊で施工責任を取りにくい」「工法や防水処理が読めない」といった理由で、工事を断られるケースもあります。だからこそ、後付けで無理に進めるのではなく、新築の設計段階で排湿ルートと貫通位置を決め、正規手順で施工してもらうことが、結果的に最もトラブルが少ない進め方になります。
この「外壁に穴を開ける工事は慎重に」という考え方は乾太くんに限らず共通で、エアコン配管でも同じ落とし穴があります。外壁穴あけ・隠蔽配管・施主支給の注意点は、積水ハウスのエアコン施主支給(隠蔽配管と外壁リスク)でも詳しく解説しています。
乾太くんの設置場所と排湿管は設計段階で決める
前述の通り、後付け工事が難しくなるケースがある以上、「設計段階での確定」が重要になります。契約前のプランニング、遅くとも着工前の最終図面承認(変更契約)の時点で、「乾太くんを設置したい」と明確に伝え、以下の2点を図面に盛り込んでもらいましょう。
1. 排湿管用のスリーブ(貫通穴)の先行施工
外壁パネルを工場で製造する段階、あるいは現場での組み立て段階で、あらかじめ正規の手順で排湿管を通すための穴(スリーブ)を確保してもらいます。こうして新築時の標準手順に沿って施工できると、防水処理の精度が上がりやすく、保証条件を満たしやすいのが大きなメリットです。

2. ガス栓の増設とコンセント位置
洗面所までガス管を引いておくことはもちろんですが、ガス栓とコンセントの高さも重要です。乾太くん本体の真裏に来るように設置すると、機器が壁から飛び出してしまったり、プラグが干渉したりします。あえて横にずらすなど、設置する棚や機種に合わせたミリ単位の調整が必要です。
もし設計段階で伝え忘れてしまうと、せっかくの新築なのに「窓を少し開けて排湿する」といった、見た目・断熱性・防犯性の面で妥協が必要な設置方法に寄ってしまうことがあります。積水ハウスの高気密・高断熱性能を活かすためにも、原則として壁貫通での排湿を前提に、早めに計画しておくのが安心です。
ランドリールームの間取り実例と家事動線の工夫
積水ハウスが得意とする「家事動線」の提案に、乾太くんをどう組み込むかが腕の見せ所です。私がおすすめするのは、単なる洗面所ではなく、「脱衣所」と「ランドリールーム」を兼ねた3畳〜4畳程度のスペースを作り、そこに洗濯機と乾太くんを配置するプランです。
理想的な家事動線は以下の通りです。
- 洗う:洗濯機で洗う。
- 移す:真上(または横)の乾太くんに移す。【所要時間:1分】
- 乾燥:スイッチオン。【所要時間:50分〜(衣類量や機種で変動)】
- 畳む:ランドリールーム内のカウンターで畳む。
- 仕舞う:隣接するファミリークローゼットに収納する。

この動線ができれば、重い洗濯カゴを持って階段を上がり、ベランダに干して、夕方に取り込んで、リビングのソファで畳む……という一連の苦行から解放されます。
また、積水ハウスの設計士さんに相談すれば、乾太くんの下に引き出し式の作業台を作ったり、隣にスロップシンク(予洗い用の流し)を設置して「汚れた靴やユニフォームを洗ってそのまま乾燥機へ」という、泥汚れ対策に強い動線を組むことも可能です。
プロパンガス地域でも乾太くんを導入するメリット
都市ガスエリアであれば迷わず導入をおすすめしますが、土地の条件によってはプロパンガス(LPガス)しか選べない場合もあります。「プロパンは高いから乾太くんは諦めよう」と考える前に、一度立ち止まって計算してみてください。
確かにプロパンガスの単価は都市ガスの1.5倍〜2倍近くになることがあります。しかし、それでも導入する価値は十分にあります。

| 比較項目 | 都市ガス | プロパンガス(LPガス) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1回あたりのコスト(目安) | 約60円〜100円 | 約70円〜220円 | 乾燥容量(6kg/9kg)・衣類量・脱水度・ガス単価で変動します。 |
| 導入のハードル | 低い | コスト面で心理的障壁あり | LPは契約会社・単価の差が大きいです。 |
| 災害時の復旧 | 遅い(地中配管の復旧が必要) | 早い(ボンベ交換のみ) | 災害に強いのはLPの傾向があります。 |
※「約70円〜220円」は、LPガスの単価差と乾燥容量(6kg/9kg)を織り込んだレンジです。メーカー試算でも、条件(ガス単価・洗濯物の量・脱水度)により前後します。
プロパンガス会社によっては、新築戸建て向けに「乾太くん導入世帯専用プラン」や「ガス暖房割引」を用意している場合があります。また、コインランドリーを利用する場合、洗濯乾燥で1回1,000円前後の出費に加え、往復の時間とガソリン代がかかります。それと比較すれば、プロパンガスであっても1回100円程度で自宅で完結する乾太くんの方が、圧倒的にコストパフォーマンスが高いと言えます。
積水ハウスの乾太くん設置で後悔しない高さと費用
導入を決めた後に待っているのが、「設置したら使いにくかった」「思ったより費用がかかった」という具体的な悩みです。ここでは、私が実際に経験し、多くの施主様が直面する「高さ」と「お金」のリアルな問題について深掘りします。
乾太くんの高さは「1330mm前後」を目安に考える
積水ハウスのオーナー様から最も多く聞く、そして最も深刻な後悔が、「設置位置が高すぎて、奥の靴下が取れない」「フィルター掃除のたびに踏み台が必要で面倒」という問題です。
一般的な洗濯機の上に専用台を使って設置する場合、台の高さは1380mm程度になりがちです。しかし、日本人女性の平均身長(約158cm)を考慮すると、目線の高さは約145cm、手を自然に伸ばして届く範囲は限られています。乾燥機の投入口は本体の中央付近にありますが、最奥のフィルターはさらに高い位置にあります。
使い勝手の境界線はご家庭の体格差で変わりますが、踏み台を常用しない運用を目指すなら、床から専用台までの高さを「1330mm前後」に収める考え方は一つの目安になります。

これより高くなると踏み台が必要になるケースが増え、毎日の家事で踏み台を出し入れするのは大きなストレスです。さらに、洗濯物を持ったままの昇り降りは転倒リスクもあるため、可能な限り「踏み台なし」で完結する高さを狙うのが安心です。
洗濯機の機種選定がカギを握る
「1330mm前後」を狙うためには、下の洗濯機の蓋が「折りたたみ式」だと有利です。例えば、日立の「ビートウォッシュ」やパナソニックの一部機種などは蓋が折れるため、上部のスペースを節約できます。逆に、デザイン重視の一枚板の蓋や、洗剤自動投入タンクが上部に突出している機種を選ぶと、蓋を開けるために棚を高くせざるを得ません。乾太くん導入時は、洗濯機の買い替えもセットで検討し、蓋を開けた時の最大の高さを必ず確認してください。

専用台と造作棚の比較と積水ハウスの実例紹介
乾太くんを設置する方法には、大きく分けて「メーカー純正専用台」と「造作棚(大工工事)」の2パターンがあります。積水ハウスで建てるなら、私は迷わず「造作棚」をおすすめします。
造作棚をおすすめする理由
純正の専用台(パイプのようなラック)は、どうしても「後付け感」が出てしまい、洗面所の生活感を助長します。また、乾燥機の回転による揺れでガタガタと音がすることもあります。
一方、積水ハウスの大工工事で壁に固定された造作棚を作れば、揺れに強く静音性が高まります。さらに、扉の色や壁紙とコーディネートすることで、まるでホテルのような洗練された空間になります。
「生活感を出さずに設備を置く」考え方は、乾太くんだけでなく他の住設選びにも共通します。インテリア視点の置き場所・見せ方の整理は、積水ハウスのウォーターサーバーはインテリア重視(生活感を減らす配置術)もヒントになります。
積水ハウスの内装部材である「スクエアピラー」などを活用して強固な棚を作るオーナー様も多いです。ただし、造作棚は一度作ると高さ変更ができないため、前述の「1330mm前後の目安」と「将来買い替える洗濯機のサイズ」を考慮して、数センチの余裕を持った設計にすることが重要です。
乾太くん導入にかかる初期費用と工事費の相場
「で、結局いくらかかるの?」という疑問にお答えします。導入にかかる総費用は、本体価格だけではありません。以下が新築時の一般的な相場です。
- 本体価格(デラックスタイプ 6kg/9kg):15万〜20万円
※ネット価格は安いですが、ハウスメーカー経由だと定価に近い場合もあります。 - 専用台または造作費用:3万〜10万円
※造作の仕様によります。 - ガス配管・排湿管工事費:5万〜10万円
※ガス管の延長距離や、外壁の穴あけ・防水処理費を含みます。 - (プロパンの場合)保証金など:1万〜2万円
合計で30万円〜40万円程度を見ておくと安心です。これを高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれですが、システムキッチンをワンランク上げるよりも、生活の質に対する費用対効果は圧倒的に高いと断言できます。

毎月のガス代と電気代を比較しランニングコスト計算
「毎日使うとガス代が怖い」という声もよく聞きますが、ここは“地域・契約単価・洗濯量”でブレる部分なので、断定ではなくレンジで捉えるのが安全です。
- 都市ガス(目安):1回あたり 約60円〜100円
- プロパンガス(LP・目安):1回あたり 約70円〜220円
※上記は「乾燥容量(6kg/9kg)」「衣類量」「脱水度」「ガス単価」「電気代(ファン等)」で変動します。
これを毎日1回、30日使った場合の目安は以下です。
- 都市ガス:月 約1,800円〜3,000円
- LPガス:月 約2,100円〜6,600円
つまり、「LPは高いから無理」と決めつけるより、自宅の契約単価(m³やMJ換算)で一度だけ試算してから判断するのが正解です。
外観を損なわない排湿筒の目立たない配置テクニック
積水ハウスのオーナー様は、外観デザインに並々ならぬこだわりを持っているはずです。そこで問題になるのが、外壁から飛び出す「排湿筒(ダクトフード)」の存在です。せっかくの美しいダインコンクリートの壁に、銀色の煙突のようなものが突き出ているのは避けたいですよね。
対策として、以下のテクニックを設計士さんに相談してみてください。
- 家の裏手(バックヤード)に逃がす:
洗面所の配置を工夫し、排湿管が出る位置を道路や玄関から見えない面に設定します。これが最も確実でコストもかかりません。 - ダクトフードを塗装する:
外壁の色(例えば、ダインコンクリートの「フェザーホワイト」や「ケシズミブラック」など)に合わせて、ダクトフードを特注色で塗装してもらいます。完全に消えるわけではありませんが、驚くほど馴染みます。 - 隠蔽配管で離れた場所へ:
天井裏にダクトを通し、外観に影響のない場所まで排気口を移動させる方法です。ただし、ダクトが長くなると乾燥効率が落ちたり、結露のリスクが高まるため、排湿管用ファン(補助ファン)が必要になる場合があり、施工難易度とコストが上がります。
積水ハウスに乾太くんを導入して後悔のない家づくりを

積水ハウスという素晴らしい器に、乾太くんという最強の時短ツールを組み合わせることで、暮らしの質は格段に向上します。確かに初期費用や外壁への配慮など、乗り越えるべきハードルはいくつかあります。しかし、「後付けが難しい」という事実さえ知っていれば、設計段階で適切な対策を打つことができます。
想像してみてください。梅雨の長雨でも、花粉の季節でも、真冬でも、スイッチ一つでふわふわの温かいタオルや衣類が出来上がる生活を。そこには、「洗濯物が乾かない」というストレスは一切存在しません。
ぜひ、設計の早い段階で「乾太くんを入れたい!」と声を大にして伝えてください。その勇気ある決断が、未来のあなたの時間を生み出し、家族との笑顔あふれる時間を守ってくれるはずです。
【積水ハウスで損をしないために】
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